ボートレース鳴門のGⅠ「大渦大賞開設69周年記念競走」は19日、10~12Rで準優3番勝負が争われる。毒島誠が6戦3勝オール3連対で首位通過。2位は森高一真、3位は丸野一樹となり、準優勝戦1号艇を獲得した。

 準優勝戦で目が離せないのは、今年6Vと快調に飛ばす10Rの馬場貴也(38=滋賀)だ。予選最終走の4日目3Rは藤山翔大の6コースまくりの影響もあって5着に敗れたものの、得点率4位で予選を勝ち上がった。

 舟足については「3日目に乗り心地をこさせられた感じはあったけど、4日目は気温が上がった影響で体感とズレていた。でも、きっちり合った状態でも出足寄りで、中堅よりで少しいい程度」と威張れる仕上がりではない。それでも「もう大きな整備はやらずに、回転調整に集中します」と現在の状態で勝負に出る。

 V量産と好調の中でも「芦屋周年、宮島周年の優勝戦ではイン戦で飛んでいるのでそこは課題です」と反省を口にする。その一方で「あの失敗があったからこそ下関周年、戸田周年を勝てたのかもしれない。すべての結果を受け止めて浮かれることなく頑張ります」と失敗をしっかりと次に生かしてきた。機は中堅級でも、巧ハンドル駆使して優出切符をつかみ取る。