ボートレース鳴門のGⅠ「大渦大賞開設69周年記念競走」は20日、12Rで優勝戦が行われ、1号艇の丸野一樹(30=滋賀)がイン逃げ快勝。昨年12月のプレミアムGⅠ「第3回BBCトーナメント」に続く、当地連続優勝を飾った。

 進入は展示同様に枠なりの3対3。スリットは6艇がコンマ10近辺で並び、そこから1Mに殺到した。「田村(隆信)さんのまくり差し、寺田(祥)さんもきていたので後ろは怖かった。でもレバーを握ってモンキーに入ったら舟は返ってきたので、『これなら大丈夫かな』と思いました」。先マイを決めてバックで抜け出すと、そのまま一番最初にゴールへ飛び込んだ。

 当地は2大会連続でビッグタイトル制覇とあって、表彰式では笑顔があふれた。「鳴門では本当にいい結果が出ている。自分でもびっくりですね」と話し会場を埋めたファンの声援に手を振って応えた。

 次節は3年連続3回目の出場となるSG「第49回オールスター」(宮島)。「自分の力だけでは出られない大会ですからね。投票していただいた方に楽しんでもらえるような、迫力のあるレースをしたいと思っている。宮島は全然ダメなのでリベンジするつもりです」と好走を誓った。