ボートレース浜名湖のGⅢ「オールレディース HamaZoカップ」は1日に予選2日目を終了した。

 序盤戦を終えた段階でオール2連対が早くも不在となった混戦模様の中、デビュー4期目の地元新人・川井萌(静岡=20)が2、1、3着と大健闘している。前半3Rでは直線系統が強力な谷川里江に伸び負けることなく逃走。後半9Rでも5コースからまくり差して道中戦で競り勝ち3着と乗れている。

 実戦向きの仕上がりで「出足、回り足がいいのでレースがしやすい」と声も弾む。前節の宮島に続いて同時あっせんとなる長嶋万記が嬉しそうにこう太鼓判を押す。

「彼女が今の若手の中で一番でしょうね。若手に必要な思い切りが良くて豪快さがあるし、センスもいい。服部幸男さんからは〝出る杭は打たれる前に、しっかり引っこ抜いておけ〟なんて冗談で言われてますけどね。私もホント、いい刺激を受けて彼女に尻を叩かれてます。実際に、宮島では同じレースで2回やられてますからね」

 攻めっけが強く「まくりが好き」と公言。同体からでも握っていく攻撃力が一番の武器だ。3節前の当地で初の予選突破を決めた新鋭が強気の攻めで格上撃破を狙う。

 3日目の出番は5、10Rの2回乗り。V候補筆頭格の長嶋が絶賛する大物ルーキーに注目したい。