ボートレース下関のGⅡ「第4回全国ボートレース甲子園」が5日に開幕。エンジン抽選で抜群機を引いた大池佑来(35=東京)は今節の主役たりえるのか、検証してみる。

 神奈川県代表は第1回大会から3年連続でSGタイトルホルダーの長田頼宗(2015年住之江GPシリーズV)だったが、昨年10月、江戸川66周年記念でGⅠ初優勝のインパクトが評価されたか、第4回代表の座を射止めた。

 スター性の片りんはエンジン抽選からもうかがえ、6月の住之江GⅠ66周年記念で快速機をゲット。この時はボート交換での足落ちが響き予選落ちしたが、今回また機素性Sランクの45号機を引き当てた。さらに、台風4号が接近中とあって江戸川(=波乗り)巧者がいきなり大暴れするシーンを想像したのだが…。

「江戸川の波は自分の乗り方が合うのか、乗れるんですよ。ペラは江戸川仕様があるわけじゃなくて、毎回違う形で乗っているんですけどね。それに、江戸川以外の波は苦手なんです」

 通算21Vのうち7Vが江戸川だけに、波立つ水面はドンと来いと思いきや、江戸川限定だった!? そして、注目の45号機も「もらったまま乗って普通の感じ。期待外れでしたね。伸びがいいと聞いたけどペラはそんな形をしていないし、伸びたら微調整、と思っていたのに、迷いますね~」と肩透かし。

 ただ、「これでは狙えない」と思うのは早計だ。3号艇の初戦6Rは4号艇にスタート巧者の菊地孝平。先攻めに出る条件は揃っており、大池のスター性に乗ってみる。