こんにちは!ミス東スポ2021のボートレース〝オタク〟星奈美紗希です。

 ボートレース甲子園の〝夏〟がやってまいりました!各都道府県それぞれの代表選手が故郷を背負って戦う大会。普段のレース実況では所属支部&選手名で言うところを、ボートレース甲子園では出身地&選手名で紹介されるので同じ出身地の選手には親近感が生まれるし、より応援しやすいのではないでしょうか。

 ということで、今大会、私が注目している選手を紹介します。まず1人目は岐阜県代表!甲子園の出場は第1回から皆勤賞の野中一平選手です。

 私が〝野中一平〟と聞いて最初に思い浮かぶ言葉は「スタート」。スタートを武器にしたレースでデビューから4年2か月でA1に昇級した野中選手です。2023年前期の級別審査期間(5月以降)の平均スタートタイミングもコンマ12と、とにかく早いです。特に1コースでのスタート順は脅威の1・8。6走中5走で1着。イン逃げ率は8割を超えており、イン信頼度は抜群です!

 6月に開催された津GⅢイースタンヤングでは無念のF。それでも、その次の児島ルーキーシリーズでは0台スタートやトップスタートを決めていました。優勝戦も4着でしたが、カドからトップスタートを決めて見せ場を作りました。F持ちでもスタート力を発揮して攻める姿勢を貫く。F禍で7月からはA2ですが、持ち味のスタート力でSG常連への下剋上を期待しています!

 2人目の注目選手は長崎県代表!桑原悠選手です。2019、2020年と2年連続でGⅠ九州地区選を制して「九州チャンプ」に輝きました。巧みなハンドルさばきが武器で内枠はもちろんアウトコースでも迷わず狙いたくなる選手ですよね。

 4月の大村GW戦では新ペラの調整で苦労する場面もありましたが、優勝戦では5コースからまくり差しで今年初V。表彰式でのうれしそうな表情が印象的でした。2節前の大村V→前節の宮島も優出2着とリズムは上向き。今年のグランプリは大村です。地元・長崎支部の選手が1人でも多くグランプリの18人に入れるように桑原選手もこの甲子園でリズムを大幅に上げてほしいですね。