ボートレース下関のGⅡ「第4回全国ボートレース甲子園」が5日に開幕。台風4号の接近で水面悪化、もしくは中止順延の恐れもあった初日だったが、幸運にも影響はなく、風速は最大で3メートルと安定板を装着することなくレースが行われた。

 初日ただ一人2連対発進に成功したのは前本泰和(50=広島)。前半2Rはカドから的確な差しで2着。後半10Rはインから新田雄史のまくりを封じて1着と、実力者が早速貯金をつくった。43号機はまだ仕上げ途上でも、パワーアップとともにV候補として存在感を増しそうだ。

 SGレーサー6人が激突した12Rドリーム戦は毒島誠(38=群馬)が逃げ、大会連覇へ一歩を踏み出した。スリットでは2、3コースにのぞかれる隊形も、力感あふれるターンで人気に応えた。一方、丸野一樹と瓜生正義による2着争いも見応え十分で、競り勝った丸野の回り足とスピードは2日目以降、脅威になる。