ボートレース下関のGⅡ「第4回全国ボートレース甲子園」は6日が予選2日目。初日2戦2連対の好スタートを切った前本泰和(50=広島)は試練の6号艇だったが関係なかった。ピット離れ仕様にして2コースに入ると、1Mも2Mも握って回り2着を確保だ。正味の足はまだ中堅域ながら、レース巧者ぶりがモノを言ってポイント的には優位に運んでいる。

 初日ドリーム戦を制した毒島誠(38=群馬)は2、3着。前半4Rはスロー5コースからまくり差すなど随所にターンの切れを見せつけているが、足に課題はあるという。今後もプロペラと格闘か。

 ドリーム戦で6着に終わった地元の白井英治(45=山口)も2日目連勝と反撃態勢を整えつつある。とりわけ強烈だったのは前半6R。スタートで先行した村岡賢人(32=岡山)のイン逃げ楽勝と思いきや、一分の隙もない完璧なハンドルでまくり差して突き抜け〝剛腕ここにあり〟を全国にアピールした。