ボートレース三国のGⅢ「オールレディース 三国レディースカップ」は12日、開幕する。

 今節はWドリーム制で初日メイン12Rでは第1弾の「女王ドリーム」が争われる。1号艇は寺田千恵(53=岡山)だが、一番の難敵は4号艇で出走する同郷の後輩・堀之内紀代子(42=岡山)かもしれない。

 堀之内は目下、オールレディース競走で3節連続優出中と好調。2023年の前期審査勝率はキャリアハイの6・90(前検日時点)と充実ぶりが光る。近況については「確かに調子はいい。でも夏場の調整が当たっているとかではない。前節の浜名湖も最後にツキがあって準Vになっただけ。行き足はずっと悪くて、レーサー人生で一番のような早起こしをしていた」と少し恥ずかしそうに実情を明かす。

 それだけに前検は「もらったままのペラで乗ったけどスタートは普通に届いた。班でも変わらないしこれなら悪くない」。前節の苦労を考えれば及第点以上の感触のようだ。

 三国は少し古いが13年11月の男女W優勝戦でV歴があり苦手意識はなし。それでも「三国では最近、事故や出遅れをしているのでその辺は気を付けます」と神妙な表情も見せる。

 好事魔多し。調子のいい時ほどレースに集中したい。4節連続優出、そして20年10月以来となる優勝を目指す。