ボートレース戸田のGⅡ「戸田モーターボート大賞」が12日に開幕。初日第一弾のドリーム戦は井口佳典(44=三重)がイン快勝を果たした。

 今節は地元埼玉支部からは9人が参戦。中でも注目したいのが、若手の佐藤航(22=埼玉)だ。初日6Rでは3コースからコンマ10のスタートを決めて果敢な攻めを見せたが、2Mで後退。5着に終わった。「いいかかりはしてたけど、前節の大豆生田さんほどの感触はない。回ってすぐはいいけど、そこからの足はあんまり良くない。乗り心地はあってレースはできるけど、足自体は微妙です」と思案の様子。どこまで上積みできるかが、カギになってきそうだ。

 それでも地元でアドバンテージは十分。当地は2022年フレッシュルーキーにも選ばれており、今年7度目の出場。直前では優出(6着)しており、夏の調整も手の内に入れているはずだ。

 本人いわく「2日目の2走が勝負ですね。なんとか頑張りたい」と気合も入る。好枠デーとなれば連勝の可能性も十分。地元のヤングレーサーが反撃の一打を放つ。