ボートレースまるがめの「スカパー!・JLC杯争奪ルーキーシリーズ第11戦」は13日、3日目を迎える。2日目(12日)12RのDR戦は石丸海渡(29=香川)がイン逃げを決めて快勝。トップ10内に地元・香川勢が6人ランクインし、首位には木谷賢太が立っている。


 2日目7R、抜きで勝利した飛田江己(21=埼玉)。128期の養成所チャンプだが、ここまではエリート街道というより苦難の道のりだった。「お父さんがレーサーを目指していたのもあって、戸田にはよく連れていってもらいました。自分も幼稚園の年長のころには意識していた」というが、養成所に合格したのは7度目の受験。「受けられる年齢になってからずっと受けてきて。親にも『そろそろ』と言われていた時だった」という。しかし、デビューを果たすと、チャンプの実力をいかんなく発揮。デビュー3期でB1昇格を果たした。

 初水面の当地でもここまで全3連対。「整備して少し良くなりました。普通くらいはあると思います」と舟足の底上げにも成功。「A級に上がるのが目標ですが、まずは初の予選突破。そして優出ですね」。まずは最初の目標を達成したい。