ボートレース三国のGⅢ「オールレディース 三国レディースカップ」は15日、白熱の予選日程を終えた。3日目終了時点での得点率トップ3、中村桃佳(29=香川)、藤原菜希(36=東京)、倉持莉々(28=東京)の牙城は崩れず、3人揃ってオール2連対での予選突破を果たした。その結果、中村が予選1位の座を獲得し、16日の準優勝戦は12R絶好枠で登場する。残る準優1枠は10R倉持、11R藤原となっている。

 そんな中、126期の若手・吉田彩乃(21=静岡)がうれしいデビュー初の準優進出を決めた。4日目1Rは3番手追走しながらも、上田紗奈に3周1Mで逆転を許して4着惜敗。ただ、後半8Rは枠なり2コースからコンマ08のS踏み込みからまくり一撃。今節初白星を挙げるとともに、得点率6・00、予選17位での準優進出となった。「得点率は考えていなかった。本当に(準優に)乗れました? すごくうれしい」と満面の笑みを浮かべた。

 この勝負駆けを成功させた8Rも見事だったが、それ以上に「2日目11Rにスタート(コンマ47)で遅れながら3着が取れたのが大きかった。あれは奇跡でした」と予選4日間を振り返った。

 さあ、準優勝戦。「スタートが分かっていない」と苦笑いだったが、愛機43号には「足は節間通して乗りやすいし、回り足もいい。直線も負けないので、全体にいいレベルだと思います」と申し分ない。チャレンジャーとして、思い切った攻めで波乱演出へ。そして優出切符までつかみ取る!?