ボートレースまるがめの「スカパー!・JLC杯争奪ルーキーシリーズ第11」は16日、12Rで優勝戦が行われ、1号艇からスタートした近江翔吾(29=香川)がコンマ01のトップタイのスタートから逃げ切り、昨年9月の同レースに続いて〝連覇〟を果たし、通算V回数を12とした。

 優勝戦は全員がコンマ0秒台に踏み込むS合戦の様相。近江は劣勢の舟足を自らのS勘でカバー。気合のSから1Mを先に回るとあとは後続を引き離した。「地元のオーバーエージをこれだけ(4人)そろえてもらったのだから、誰かが勝たないといけなかった」とホッとした表情だ。

 早いSについては「そこまで行ってるとは思わなかった。反省です」と頭を下げたが、舟足的にはこのSでなければ、優勝はなかったかもしれない。地元の若手リーダーとしての責任感の成せるスタート、そして優勝だったと言える。

 この先には多摩川PGIヤングダービー(9月20日~)も控えるが「先のことは考えず目の前の一走一走に集中」と気を引き締める。香川のニューリーダーは着実に高みを目指す。