ボートレース戸田のGⅡ「戸田モーターボート大賞」は17日、12Rで優勝戦が行われ、井口佳典(44=三重)がインからコンマ13の好スタートから逃げ切り。今年3度目、通算78度目の優勝を飾った。

 展示通りに3対3のゆったりした枠なり進入。「中村(晃朋)選手が出ていたし、失敗は許されないと思った」と気合のスタート踏み込みから主導権を握る。「1Mは完全にターンミス。ヤバイと思った」と反省を口にしたが、機力の後押しもあり、バックでは独走態勢を築いた。


 井口は開口一番「ホッとしました。プレッシャーと緊張があった」と安堵の表情を浮かべた。今節はⅤ候補として初日から圧巻のパフォーマンスを披露。終わってみれば8戦4勝オール2連対。安定感抜群の走りで他を寄せつけなかった。それでも「気持ちの部分で弱さが出ている。そういうところでどう打ち勝つか。まだまだ自分を追い込みたい」と反省を忘れなかった。「これからも目の前のレースを一つずつやっていきたい」と力強く宣言。年末に向けてさらに加速していく。