ボートレース尼崎のSG「第27回オーシャンカップ」の前検が18日に行われた。

 現行エンジンは使用開始から3か月。まだエンジン相場が固まっていないとはいえ、前検練習ではほぼ機歴通りの動きが見られた。

 SGの前検といえば、そこまで機力差が出ないものだが、上位級のエンジンを引いた前本泰和、坪井康晴、森高一真、石野貴之、茅原悠紀、篠崎仁志、椎名豊あたりはスタート練習から明らかにパワフルな動きで、それはコメントにも表れている。普段は機力に辛口の前本が「伸びは良かった」と口にするのは珍しく、実戦でどれだけ出ていくのか楽しみになった。

「余裕がありそう。これでレースしてみる」と言う森高は昨年の「オールスター」以来のSG出場。機力に合格点はつくが、SGでのレース勘には不安もある。スピードを前面に押しだして握ってくる若手に対し、しっかり対処できるかどうかが好走のカギか。