ボートレース尼崎のSG「第27回オーシャンカップ」は22日、予選最終日となる4日目を迎える。

 丸野一樹(30=滋賀)は3日目(21日)終了時点で得点率5・00の27位タイ。準優勝戦に進出できるベスト18に食い込むためにはボーダーを6・00と想定すると2走16点の勝負駆けとなる。

 3日目9Rでは3コースからまくりを仕掛けるも不発。ただ、道中、村松修二、黒井達矢をかわして2着。2日目は6着2本と大きく着を落とした。この日の結果次第では準優進出の望みが消滅する可能性もあっただけに「自分のレースができた。勝負駆けに持ち込めましたね」と安堵の表情を浮かべた。

 今年は5月のびわこ一般戦→鳴門GⅠ69周年記念と連続Vと活躍を見せていた。ただ、豪華メンバーのシリーズとなった6月下関の一般戦は途中帰郷。続く、からつSGグラチャンはFに散るなどやや下降気味。それでも前節の下関GⅡボートレース甲子園では予選クリアと徐々にではあるが再び調子を上げている。

 決して簡単な条件ではないが、それを可能とする舟足は十分に兼ね備えている。相棒32号機は機率46%を誇り、前回・石野貴之が準Vの良機。「出足が良くて伸びも悪くない。中堅上位はある。いい足をしている」と手応えたっぷり。

 当地は3節連続で予選を突破中。2021年1月にはGⅠ68周年記念を制している。「尼崎は好きですよ」と好印象の水面だ。予選ラストは2、4号艇。「一走一走できることをしたい」と静かに闘志を燃やした。持ち前の果敢な攻めでまずは準優切符をつかみ取る。