ボートレース大村の「ヴィーナスシリーズ第8戦」は21日、白熱の予選日程を終えた。注目の得点争いでは藤崎小百合が予選ラストをまくり、逃げでのダブル白星とし、初日から8戦6勝の活躍で見事にトップ通過を果たした。22日の準優3番勝負は11R絶好枠での登場となる。また、細川裕子が2位、中田夕貴が3位での通過を果たし、残る準優1枠を手中に収めている。

 3日目終了時点では得点率3位につけていた西村美智子(38=香川)だったが、4日目2走は目立った見せ場もなく5、4着の凡走。なんとか序盤の貯金で予選7位で準優進出を果たしたものの、肝心の舟足は「前検に比べればかなりいいし、この方向性でいいのかなって感じになっていたのに…。4日目はなんかおかしい。足は普通だけど、舟が向かなかったし、合わせ切れていないですね」とポツリ。

 それでも10R準優勝戦へは「しっかり調整を合わせて、エンジンを仕上げたい」と前を向いた。何より次節は地元まるがめでプレミアムGⅠレディースチャンピオンが待っているだけに「いい流れで行きたいので、優出したい。スタートは大丈夫です」と気合は十分だ。しっかり回転を合わせて、渾身のスタート攻勢で優出切符をもぎ取るか。