ボートレース多摩川の「第57回東京スポーツ賞」が23日に開幕する。初日のドリーム戦1号艇は、地元・角谷健吾(49=東京)。22日の前検で手にした69号機は2連率29%と数字はないが、気配は悪くなかった。

 その角谷の対抗格となるのは、本多宏和(35=愛知)だ。当地は昨年7月に準V、9月に優勝と暑い時期に成績を残し、勝率(過去3年)も7・73と今回参戦している選手の中ではトップの数字を残している。

 相棒となる40号機は26%と角谷同様、低勝率だが、前操者の杉田篤光は直線系統の足は良かった。

 ただ、前検日は蒸し暑かったこともあり、感触はイマイチ。「足併せで思ったほど伸びていくことはなかった。何しろ回ってない。そこが気になる」と渋い表情だった。

 早速、本番に向けて「ペラは叩きました。これでどうかですね。乗りやすいけど、とにかく回ってほしい。求めるのはターンの押し。そこがきてくれればいい」と伸び型から出足、回り足重視の調整にモデルチェンジ。低調機が多く機力差がない今節、当地で好結果を生んだ調整力は生きてくるはず。開幕ダッシュに期待だ。