ボートレース大村の「ヴィーナスシリーズ第8戦」は23日、いよいよ最終日を迎え、12Rで優勝戦が行われる。22日の準優3番勝負はいずれも1号艇が1着、2号艇が2着での勝ち上がり。今節をけん引してきた顔ぶれが優勝戦切符を手中に収めている。

 その優勝戦メンバーの枠番は以下の通りとなった。

1号艇・藤崎小百合(39=福岡)
2号艇・細川 裕子(40=愛知)
3号艇・中田 夕貴(29=埼玉)
4号艇・滝川真由子(34=長崎)
5号艇・安井 瑞紀(29=岡山)
6号艇・富樫 麗加(32=東京)

 注目を集めるV戦ポールポジションをつかんだ藤崎は機仕上がりも「いいのは出足、行き足。中間足がいいですね」と申し分ない仕上がり。それだけに、優勝戦は「調整もレースも失敗しないように頑張ります」とにっこり。鋭いスリット攻勢から今年初Vに挑む。

 ストップ・ザ・藤崎に燃えるのは細川だ。5日目準優勝戦も危なげない走りで逃げ完勝。機自体は「調整の幅は狭いと思うし、まだ回転はバシッと合っていない」と課題を残しているものの、その中でも「乗れる感じはあるので、どっちかと言えば回り足はいいところまできているのかな」と持ち前のハンドルワークを生かせるレベルは保持する。

 あとは「(藤崎)小百合も出ているので、それを差せる足に仕上げないといけない。そこを重視して調整する。そして優勝戦も集中してレースしていくだけ」と力を込める。最後も絶品ターンを繰り出して逆転Vを虎視眈々と狙っている。