ボートレース大村の「ヴィーナスシリーズ第8戦マクール杯」の優勝戦が23日に行われ、2号艇の細川裕子が1着。今年初Vを飾った。

 ピットに帰投すると「優勝できるとは思わなかった。うれしいです」と声を弾ませた。

 インに構える藤崎小百合の舟足は抜群。それだけに細川は優出を決めた後「小百合が出ている。それを差せる足に仕上げないといけない。そこを重視して調整する」と機力で上回る藤崎を差すことに照準を絞った。
 
 最終日はペラを大幅に叩き直し、ギリギリの時間まで粘り強い調整。そして、臨んだ大一番では先マイした藤崎が若干、ターンマークを外した隙をズブリと差してバックで先頭に躍り出た。狙い通りの仕上げでもぎ取ったV。「調整したかいがありました」と満足そうに振り返った。