ボートレース多摩川の「第57回東京スポーツ賞」は25日、予選3日目を終了した。得点率首位に立つのは、5戦2勝オール2連対の中田竜太(34=埼玉)。2位・笠原亮(42=静岡)も3日目唯一の連勝ゴールで猛烈に追い上げており、予選首位の座を巡る争いは激戦ムードだ。

 予選突破ボーダー付近の争いも白熱している。中でも機力の良さが光る佐藤旭(40=静岡)が目を引く。今節の相棒は使用5節で2優出している68号機。ここまで5走して4、1、2、6、2着で16位につけている。

 3日目は4R5号艇の1回走り。1M差してバックで浮上すると、2Mは後方から殺到した他艇を巧みにさばいて2着を確保した。「出てない時なら、今の2Mの波は越えられてないはず。でも、きっちり進んでくれた。行き足からスリット近辺も変わらずいいです」と満足そうに振り返る。

 68号機の前操者は同支部の先輩・星栄爾(37=静岡)。実は普段から調整のアドバイスをもらう仲だ。「今年の浜名湖GWシリーズで星さんと一緒になった時に、いろいろ教えてもらった。さらに自分のやり方に合うようアレンジして生かしてます」と胸を張る。

 星から受け継いだペラを〝星スタイル〟で微調整して仕上がりも良好。最終日は1走4着条件の勝負駆けになるが、当然クリアしてきそうだ。