ボートレース江戸川のGⅡ「江戸川634杯 モーターボート大賞」が26日に開幕した。初日12Rのドリーム戦は地元・石渡鉄兵が秋山直之にまくられたものの、道中、抜き返して白星を死守した。

 権藤俊光(35=大阪)も9Rでしっかり逃げて白星発進。今節は是沢孝宏、重木輝彦と関西圏でも江戸川を得意とするレーサーがあっせんされているが、権藤も2人に続く〝西の江戸川巧者〟になりそうだ。

 2節前の当地GⅢで優勝。今節は低調の12号機を引いたが「前回の江戸川と同じペラに叩いた」ことで舟足が一変。「展示までは行き足が良かったけれど、レースでペラが開いてしまい、重さがあった。それでもつかみはしっかりしていて、反応してくれるエンジン。あとはペラが開かないように焼きを入れます。ダッシュの時には伸び型の調整を試したいが、基本はこれで…」と早々と調整の方向性はつかんだ。

 あとはレースに集中するのみ。一走目1着で調整の方向性も決まった。まさに好発進となった。