ボートレース多摩川の「第57回東京スポーツ賞」は28日、12Rで優勝戦が行われ、1号艇の中田竜太(34=埼玉)が逃げ快勝。2021年1月の浜名湖以来1年6か月ぶりの優勝を飾った。

「3日目3Rで本多(宏和)君と当たった時に出てるなと思った。角谷(健吾)さんの展示タイムも良かったのでプレッシャーはありました」という最終決戦。ほぼ横一線のスリット隊形から先マイ。差した本多、握った角谷を寄せ付けず早々と独走態勢に持ち込んだ。

 今年7優出で優勝戦1号艇は初。なかなか勝ち切れなかった日々が続いていたが、今回はV戦1号艇のチャンスをしっかり生かして今年初V。

 妻の浜田亜理沙も6月の多摩川で約8年9か月ぶりV、7月の津でもVと好調モード。「ずっとペラ調整の話はしていたけど今節は妻のアドバイスを実践しました」と明かした。

 久々Vで意気上がるところだが「今年はまだ準備期間。調整の引き出しを増やしたい。でも再来年のクラシックには出たい」とキッパリ。2024年3月の地元・戸田クラシック出場に向けてじっくりと牙を研ぐ。