ボートレース若松のGⅢ「オールレディース若戸大橋重要文化財指定記念」は28日、準優勝戦が行われた。

 予選トップ通過の大山千広が準優11Rも逃げて29日の優勝戦1号艇をゲット。しかし、ベテランの海野ゆかり(48=広島)も怪気炎を上げている。

 準優10Rでは3コースからコンマ13の的確なSを踏み込むと1M狙い澄ました強ツケマイがさく裂。勝負強さを発揮して1着でゴールした。「100回やっても、あんなにうまく決まらないよ。自分でもうまいなと思った!」と興奮気味にガッツポーズを見せるほどの会心レースだった。

 相棒の58号機は初下ろしから安定した噴き上がりを見せる上位機も4日目までは調整に苦戦し首をかしげる場面もあった。それでも「5日目にペラを叩いて良くなってるね。今ならバランス取れて、上位に近い足」と準優にはキッチリ仕上げてくるあたり、さすが百戦錬磨の強者だ。

「Sは勘通り。自力自在どっちでも行けるように頑張ります」。優勝戦も準優と同じ3枠。会心勝利の勢いを駆ってファイナルも激走する。