ボートレース江戸川のGⅡ「江戸川634杯 モーターボート大賞」は31日の最終日、優勝戦を行う。準優12R、今節の主役・山田康二は是沢孝宏のFで冷や汗をかいたが先頭を死守。優勝戦の1号艇を獲得した。


 今節はシリーズリーダーの山田をはじめ若い世代が躍動したが、GⅡの準優ともなると勢いや若さだけでは通用しない。「無駄に年取ってないですよ」と余裕の口ぶりで準優を振り返ったのがGI3勝を含む、通算65度の優勝を重ねてきた須藤博倫(44=埼玉)だった。

 節間は「悪くはないんですが『伸びてる』とかいう感じはない」と舟足には満足していなかったが、その一方で安定していたのがS勘。そして、迎えた準優10R、4カドから「展示と同じタイミングで」と冷静にコンマ08のトップSを決め、1号艇の栗城匠を撃破。2Mでは先行していた島村を冷静に差して先頭でゴールイン。優勝戦一番乗りを決めた。

「節間の中では準優が一番伸びたような気がした。レース足はいいと思う。Sは節間通して勘どおりに行けてる」と改めてS勘には自信を見せた。

「去年(SGに)1年間出られなかったですし、そういう意識を持って仕事に臨んでいるつもり」。このタイトルを手土産にSG戦線へと返り咲く。