夏の女王を決めるプレミアムGⅠ「第36回レディースチャンピオン」が2日にボートレースまるがめで開幕する。前検日の1日にはエンジン抽選やスタート特訓が行われ、各自感触を確かめ合っていた。
 
 2015年のまるがめ大会覇者・滝川真由子(34=長崎)は同年12月の福岡クイーンズクライマックス以来6年7か月ぶりにGⅠの大舞台に参戦する。

 昨年5月のからつで産休から復帰して「徐々にレース勘を取り戻しながらやってきて何とかここまでこれました。ここを目標にとかそういう気持ちはなかったけど、久しぶりに参加できるGⅠがまるがめでうれしいなと思ってます」と相思相愛の好相性水面で期するものもある。

 引いたエンジンは2連率28%の54号機。スタート特訓のスリット近辺の足は上々だった。「ちょっと出足が気になる部分はあったけど、班では一緒ぐらい行っていたし、悪くはない。もう少し乗りやすくしたい」と数字ほど悲観するような動きではなく一安心だ。

 報道陣の数もいつもより多く注目度が増しているのは実感している。「いつも通り力を出せればいいですね。(優勝した)6年前の自分とどこが変わったかはまだ分からない。とりあえず予選突破を目標にして頑張るだけですね」

 初戦は強敵、そして好エンジンの揃ったメンバー構成の6R1号艇で登場。ここをしっかり勝ち切れば当地前回大会覇者の自信を取り戻すことができるはず。「まるがめのイメージはいいし、とにかく自分のレースに集中するだけです」と気持ちを高めている。