真夏の女王決戦・プレミアムGⅠ「第36回レディースチャンピオン」は4日に3日目を終了した。 
 
 5日は予選最終日となる4日目。注目は得点率10位につける実力者の守屋美穂(33=岡山)だ。3日目は3Rを展開なく5着と大敗したが、8Rは2コースから鋭く差し切り今節2勝目をマークした。

「前半はペラを試して行ってレースの失敗もあったし、乗り心地も悪かった。後半は一番良かった2日目11Rの状態にペラを戻したら、しっかりとレースができた」と実戦向きの仕上がりで日ごとに自信を深めている。

 今節は新ペラからの船出で調整面に不安を感じていた部分もあったが、シリーズの折り返し地点を迎え「まだ上出来とは言えないけど、悪くはないかな」と冷静に振り返る余裕も出てきた。

 当地は大の得意水面だ。昨年3月にV。前回戦となる今年5月の男女混合戦でも準Vと健闘している。「相性が良くて成績が残せているし、好きな水面ですね」と自然と声も弾む。調整面で失敗を恐れず試行錯誤できるのも昨年からの経験値が生きているからだ。

「5月の時がすごく良かったので新ペラを同じように叩いてみたけど、そこまでの感じにならないのはストライクゾーンの広さの違いでしょう。まだ試したい調整があるので気象条件をみながらやって、ダメなら今の状態に戻せばいい」

 SG戦線でも常連となり、女王に一番近い存在と言われ続けている。それだけに「タイトルが欲しい」と強い気持ちを持って勝負どころの中盤戦に臨む。