ボートレース津の「中京スポーツ納涼しぶき杯争奪戦」が5日に開幕した。初日は豊田健士郎がドリーム戦でイン逃げを決めるなど連勝発進。動きも軽快だ。

 地元エースでV候補筆頭の井口佳典(44=三重)も2着2本と堅調なスタートを切った。初陣の8Rは3コースから強気に仕掛けるダッシュ勢の攻めを受け止めながら、冷静にブイ際を突いて2着。12R「三重選抜ドリーム戦」も2コースから手堅く差して、2着を確保した。
 
 2走前の戸田GⅡMB大賞→前走の当地一般戦と連続Vで臨む今大会。現状の仕上がりは「前節の伸びだったら、バックで届いていたと思う」と優勝した直前シリーズに比べると物足りなさはある。

 ただ「思い切ったペラ調整で上積みを狙いたい」とキッパリ。知り尽くした地元水面だけに、大幅なテコ入れで気配一変という可能性も十分。地元エースの意地の走りから目が離せない。