ボートレースまるがめのプレミアムGⅠ「第36回レディースチャンピオン」は6日、準優勝戦が行われた。準優9Rでは香川素子(45=滋賀)がインからしっかり押し切って快勝。優出一番乗りを決めた。

 コンマ08のトップSで主導権を握った完封劇。今節の充実度がうかがい知れる。「(鎌倉)涼ちゃんが見えていたので落としたかったけど、そのまま行った」と気迫の踏み込みを実らせ、レディースチャンピオンでは2012年の若松大会以来3回目となるファイナル進出を決めた。

 序盤から実績ある39号機の素性をしっかり引き出して7戦3勝オール3連対と快調に飛ばしてきた。「初日からいつもとは逆の調整をしてレース足を中心にいい感じになっている。飛び抜けていいわけではないけど、全体的にいいですね」と仕上がり面には日ごとに自信を深めており、上位の一角を形成している。

 優勝戦は3号艇で登場。当地は2019年9月に5コースからまくり差してV。昨年12月にも4コースからまたしても角度良くまくり差しを決めて美酒を味わうなどインコース以外での実績が豊富な水面だ。配当妙味はもちろん、今回もまくり差し強襲劇に期待を抱きたくなる。「相性はいいし、好きな水面です」と淡々とした口調の中にも自信が伝わってくる。

 優勝戦メンバーの中では最年長だが、スタートは4日目からゼロ台3連発とキレキレ。鋭い決め手を発揮してGⅠ初Vをもぎ取る。