ボートレース福岡の「ヴィーナスシリーズ第9戦マクール杯」が17日に開幕した。初日メインのドリームレースは大山千広が逃げ切って連勝発進を決めた。

 今井裕梨(38=群馬)も好気配だ。7Rは3コースからコンマ07のスタートを決めて、まくり差しが入りかけたが大競りとなって2Mで後退し4着。巻き返しを狙う11Rはインから再びコンマ09の踏み込み。直線を向いてからもロスなくスムーズな加速で後続をあっさり振り切り1着ゴール。

「前半は自分の調整失敗です。後半の足なら機勝率(21%)ほど悪い感じはしなかった。どこか目立つ部分があるわけじゃないけどレースはできます」と納得の表情で振り返った。

 6月の地元戦で待望のキャリア初V。続く三国でも優出を果たし、その後も2節連続予選突破と好調を維持している。勝率もはね上がっており、2023年前期適用勝率は6点近いハイアベレージで推移している。勢いに乗って2日目も上位着をもぎ取る。