ボートレース浜名湖のSG「第68回メモリアル」(23日開幕)は22日の前検日にエンジン抽選やスタート練習が行われた。

 守田俊介(47=滋賀)が好素性の57号機を引き当て、前検特訓の動きもパワフルだった。伸び型で強力との前評判が高かったが、実際の感触は「2節前がすごく伸びていたみたいなので、それを思えばグイグイと出ていく感じではなかった」とイメージとはやや違ったようだ。

 それでも「班の中では余裕があったし、スリットの感じは良かった。音はバランス型で重さもないしね。エンジンに力強さがあるし、これなら楽しみはありますね」とポテンシャルの高さは実感している。

 予備1位からの繰り上がり出場。「1位で選んでもらえたことはホンマに感謝しかないですね。今はこういう時期なので、予備でも出番はあると思っていた」と心の準備を整えての参戦だ。

 浜名湖は2015年10月のダービーで7戦オール2連対の戦績でSG初制覇を果たした思い出の舞台でもある。「あれからだいぶたってるし、最近は一般戦でも優勝戦に乗れてないので特別いいイメージもないけど、今節の足ならまあまあチャンスはありそうですね」と、のらりくらりとした独特の表現で意気込みを語った。

 前検タイムは6秒78とワーストタイだが、タイムが出るタイプではないだけに全く問題なし。後半11Rの5号艇からでも好勝負できるパワーを兼ね備えている。