ボートレース三国の「スカパー!・JLC杯 ルーキーシリーズ第13戦」は25日、4日間の予選を終了し、26日に行われる準優勝戦に進出する18人が決定した。

 注目は中村泰平(26=愛知)だ。11位での予選突破となったが、4日目6Rの不良航法による「減点10」を克服してのもの。予選8走で舟券に絡まなかったのは3日目前半の4着だけ。残りの7走は2勝オール3連対という安定ぶりだ。

 舟足も「現状、足は普通です。ただ、乗りやすくてレースがしやすい。戦える足はあります」とまずまずの手応えをつかんでいる。

 7月の徳山のルーキーシリーズ12戦でV。「もちろん優勝するつもりで来てますし、前回の徳山で久々に優勝できて流れもいいと思うので優勝できるように頑張りたい」と連続Vを意識しての参戦。師匠の平本真之からも「GⅠでも一般戦でもどんな時でも気負わず優勝を狙って行け」と教えられている。この教訓を胸に「気持ちだけは負けないように…。気持ちから負けてしまうとレースもちっちゃくなってしまうので、しっかり気持ちを持ってレースに行く」ことを心掛けている。

 今後は福岡69周年記念、多摩川ヤングダービーとGⅠ挑戦が続く。「(優勝して)リズムをつなげたい」とルーキーS連続Vで勢いをキープしてGⅠ戦線に乗り込む。