熱戦が続いたボートレース浜名湖のSG「第68回ボートレースメモリアル」は27日に準優3番を終え、最終日(28日)12Rで行われる優勝戦のメンバーが決定した。

 V戦絶好枠を獲得した菊地孝平が誰よりも強く優勝を意識するのは当然だが、2号艇の平本真之(38=愛知)もはっきりと「優勝だけを狙っていく」と鼻息が荒い。

 はっきりと「優勝」を口にしたのも明確な理由がある。賞金ランクは5日目終了時点で36位で「グランプリを目指すには、もうホント崖っぷちですからね」と尻に火がついた状態だ。

 今後のSGロードは10月にとこなめでダービーが控えている。「地元で賞金を考えながら焦るのは嫌なので、そこまでには余裕を持った状態で行きたいと、ここに来る前から気持ちを入れてきた」。最終決戦を前に「やれることはやった」との思いもある。

 今大会は4回目の優出で過去の着順は4、3、2着ときているだけに〝今度は頂点を〟という期待も高まる。「優勝しか考えてない」と力強く言い切る平本の気合に走りに注目だ。