ボートレースびわこの「東スポグループ杯」が28日に開幕した。注目の遠藤エミは初日12Rの「東スポドリーム」で逃げ快勝するなど、連勝発進を決めた。

 豪快な勝ちっぷりが光ったのは、平田健之佑(35=三重)だ。初日10R、大外6コースから1周1Mで最内を差してバックでは2番手争いへ。さらに2Mを巧みに回って足を伸ばすと、先頭を走っていた宮本夏樹も捕らえて1着ゴールを決めた。

 レース後は「2Mはスッと入れて良かった。とにかく回ってからがスムーズ。ペラは叩いているけど、初めから乗りやすさはあった」と回り足、乗り心地の良さを勝因に挙げた。

 現状でも十分勝負になりそうな足だが「もうちょっと直線が欲しい。佐藤大佑選手がすごく良かった。調整が逆に出て壊すかもしれませんが…」と果敢に上積みを狙って、思い切った調整を敢行する。

 大外枠での1勝は大きなアドバンテージ。前回の蒲郡でも優出しており、リズムも悪くない。調整がハマればV戦線の中心に浮上する。