ボートレース津のルーキーシリーズ第14戦「スカパー!・JLC杯争奪戦」が31日に開幕する。現行エンジンは今節で使い納めとなる。

 初日注目の1人が、10Rの1号艇で登場する竹下大樹(23=福岡)だ。2017年11月、福岡でのデビューから4年9か月となる前節の三国で初優出。優勝戦は5コース発進で展開なく4着に終わったが「今度は優出ではなく、優勝を狙っていきたい」。さらなる欲が出てきたのは、大きな収穫だった。

 5月からの成績が反映する2023年前期適用勝率は現在6・24で、初のA1昇格を狙えるペースできているのは地力強化の証しだ。「ルーキー戦ではスピード負けはしないし、握り合う展開が多くなるようなら、しっかり差す方がいい」と展開の読みも駆使して、機敏にさばく冷静さも持ち合わせている。

 手にした62号機は2連率39%で「悪いことはない」とまずまずの手応え。初戦のイン戦をしっかりものにして初A1と初Vへつながるよう弾みをつけたい。