ボートレース桐生のGⅠ「開設66周年記念 赤城雷神杯」は1日に開幕。初日は36号機と強力タッグを組む太田和美が連勝を決めたほか中島孝平、湯川浩司(42=大阪)、菊地孝平が2連対発進に成功した。

 このうち湯川の前半2Rは、2コースから行き足を伸ばすと間髪入れずにまくり敢行。インの石川真二に抵抗され土屋智則の差しを許したが、攻める姿勢が目を引いた。

 一方、後半8Rのイン戦は外艇にスリットで先行されたがぎりぎり先マイに持ち込んだもの。2走を終えての感想は「後半はペラを間違えた。直線で空回りしていたし、ターンの途中でも空回りした。ペラがひどい方向にいってしまったので改善しないと…。違う形を試してみる」と成績とは裏腹に顔色は真っ青だ。

 51号機はお盆レースで江口晃生が優勝したエンジン。プロペラが特殊な形とあって叩き変えには時間も工夫も必要だが「前半の足は良かった」なら、チャレンジする価値はある。貯金があるうちに立て直し、V争いに名乗りをあげる。