ボートレースびわこの「東スポグループ杯」は2日、12Rで優勝戦が行われ、石倉洋行(42=福岡)が制し通算7度目の優勝を決めた。

 これが相性というものだろう。レースは佐藤大佑が3カドからまくりに出るが、コンマ02のフライング。4コースから1M最内を差し、2M先に回った石倉に優勝が転がり込んだ。当地は今節で3連続優出。準優終了時は「何か相性がいい」と言っていたが、優勝後は「すごく相性がいいですね」と笑みを浮かべた。

 しかし、このVには冷静な判断も見逃せない。「追い風が強くなっていたし(Sが)早いと思った」と計算しながらコンマ05のSを決めた。さらに1周2Mも慌てることなく、的確に旋回して先頭に躍り出た。各状況においてベストを尽くしたことが好結果につながった。

「ダービー(出場)を狙っていてダメだったので、目標を見失っていた」という石倉だが、今シリーズのVをきっかけに、今後より一層の活躍を期待したい。