ボートレース児島のGⅡ「モーターボート大賞 児島のまくりキング決定戦」は2日、4日間の予選が終了。3日の5日目は、ベスト18によって10~12Rで準優勝戦が行われる。田中信一郎が予選ラストを白星で締めくくり、逆転で首位通過を果たした。

 その準優、12R2号艇から優出を狙う上條暢嵩(28=大阪)の勢いは間違いなくトップ級だ。2日目を終えた時点では5、4、5着と出遅れ、得点率37位と予選突破は〝崖っぷち〟の状況だったが、3日目の好枠2走を「差し」「逃げ」で連勝し、一気に得点率10位にジャンプアップ。予選ラストの4日目4R、道中逆転の3連勝で準優入りを決めた。

「1Mで包まれたりとか展開が悪かっただけで、序盤から足は悪くなかった。ターン回り中心にいいですよ。バランス型だけど、出足寄りで中堅より少しいいと思う」とタッグを組む24号機にも手応えをつかんでいる。

 当地は昨年1月ルーキーS以来の参戦。前回は準優1号艇で5着に敗れ、優出を逃した苦い思い出がある。それでも「児島は好きでも嫌いでもないけど、成績はいいですよ」とニヤリ。前回の〝リベンジ〟を果たし優出切符をつかみ取る。