ボートレース児島のGⅡ「モーターボート大賞 児島のまくりキング決定戦」は3日、準優勝戦が行われた。

 10Rは笠原亮、12Rは田中信一郎と1号艇がしっかり逃げて順当決着。一方、11Rは3連単3万9570円の波乱。この立役者となったのが中田達也(29=福岡)だ。

 準優11R、中田は4コースから差し、バックで3艇による首位争いに参戦。2Mでは他2艇を制して先に回ると、そのまま独走態勢に持ち込み先頭でゴールを駆け抜けた。

「乗り心地を落とさず、スリット近辺も良くなった。上積みできた」と舟足は右肩上がり。「優出できて良かった」とホッと胸をなでおろした。

 今シリーズ前には同じ113期の椎名豊から「ここかヤングダービーを勝てばクラシック(来年3月・平和島)に行ける」と励まされたという。中田は、この言葉を発奮材料にしていた。

 優勝戦に向けて「チャンスはあると思う。質のいいスタートをいきたい」と気合十分。自慢のS力を発揮してGⅡ初制覇、そしてSGクラシックの権利をもぎ取る。