ボートレース桐生のGⅠ「開設66周年記念 赤城雷神杯」は4日が予選最終日。11Rまでの得点率上位18人が5日の準優に駒を進める。3日目終了時点での得点率トップは地元・毒島誠。太田和美と湯川浩司が2位を並走する。

 勝負駆けで注目は、得点率15位タイの菊地孝平(44=静岡)だ。初日は2、2着スタートも後半のイン戦で太田和美と海野康志郎に足の差を見せつけられた。

 2日目のドリーム第2弾はカド快ダッシュを山口剛に止められて4着だったが「足は確実に上向いている」と機力上昇をほのめかした。スタートも「コンマ05~10なら勘通り」とバッチリ(実際はコンマ06)だった。にもかかわらず「何かが違う。体感はいいのに展示タイムが出ていないし、スタート展示で遅れてしまった原因が分からない。まだ芯を食っていませんね」と首をひねるばかり。

 そして迎えた3日目8R、深い2コースから2着に粘り「少しずつ調整して芯に近づいた。伸びも出足も上はいるけど、このエンジンの力は出せた」とスタート力、テク、作戦で勝負できるところまで持ってきた。待機行動違反(減点7)は余計だったが、準優へ2走12点条件ならクリアできる!