ボートレース津のルーキーシリーズ第14戦「スカパー!・JLC杯争奪戦」は4日に準優勝戦を終了。最終日(5日)12Rで行われる優勝戦のメンバーが決定した。

 優勝戦1号艇に構える井上一輝はF2とあって、波乱含みに映る。今年7Vと全ボートレーサーの中でも最多優勝回数を誇る新開航(26=福岡)にも出番は十分ありそうだ。

 準優10Rは2コースから差して2着を確保。優勝戦は5号艇になったが、今節はチルトを0・5度に跳ねた伸び仕様も駆使しており、一撃の魅力はある。優出した栗城匠や横田貴満がV戦を見据えた時に「新開選手が伸びるので」と警戒していたほどのパワーを誇っている。

「準優はチルトをマイナスにして無難な感じでいって、全体的に◎の手前ぐらいはある。優勝戦はまだ決めてないけど、もちろん0・5も考える」

 今年7Vを決めているように勝負強さは際立っている。急成長の要因は「スタートと自分の調整が安定してきたこと」と認識しており「今年1年間しっかり頑張って自信をつけて、来年は(SGで)もっと勉強したい」と語る口ぶりは今節の中では一番〝勢い〟がある。