ボートレース桐生のGⅠ「開設66周年記念 赤城雷神杯」は6日、準優を勝ち上がった6人により優勝戦が行われる。予選トップ通過を果たした地元エース・毒島誠は準優11Rも逃げ快勝。V戦1号艇をゲットした。

 ここまでほぼ完璧なレースを続ける毒島のVは疑いようがないが、展開的に狙えるのは萩原秀人(43=福井)だ。

 クレバーな立ち回りが光ったのが、井口佳典の4カド一撃に屈した準優9R。インからまくりに抵抗していれば大敗まであったが、井口の1着は認めた上で「ターンマークだけ見て回りました」と〝1着から優出へ〟冷静に、そして瞬時に目標を切り替えた。2Mで丸野一樹を回して差した足色も上々で、この足なら優勝戦でも面白そうだ。

「レース足は4日目の方が良かったけど、準優は直線が良かった。ペラに反応するし、やっぱりエンジンはいい。レース足がいいまま底上げができている。スタートは自分の行ける範囲で責任を持って行きたい。井口さんがひとつ内ならいい展開になりそう」

 佳境に入って46号機のパワーを実感できた。最後は準優でまくられた井口をマークして、ズバッとV差しを狙う。