ボートレース福岡のGⅠ「福岡チャンピオンカップ開設69周年記念競走」(7日開幕)の前検が6日に行われた。

 初日メインのチャンピオンドリーム組では、インに座る瓜生正義が近況上り調子の58号機をゲット。エース候補の63号機は高野哲史の手に渡った。なお、前検日は台風11号接近の影響でスタート練習は行わず、試運転と航走タイム計測のみが行われた。

 村上遼(30=長崎)は2連率29%の13号機。「島村選手に直線で分が悪かったし、乗りづらさもあった」と感触はいまひとつ。「ペラはまだ合っていない。乗り心地からつけていきたい」と底上げが急務だ。

 ただ、気力は充実している。7月・尼崎オーシャンカップ、8月・浜名湖メモリアルと初めてSG舞台を経験。「実力の違いを見せつけられた。一つの失敗が命取りになるというのを身に染みて感じた。もっとやれる思っていたけど…反省の方が大きい」と〝力不足〟を痛感させられた。

 それだけに今節に懸ける思いは強い。今年はGⅠで2優出。「どっちとも外枠だったので、もっと内枠で優勝戦に乗りたいですね。福岡は初勝利で水神祭を挙げた場所。だから思い入れがある。結果を残したい」と目を輝かせている。