ボートレース蒲郡の「中京スポーツ杯争奪 蒲郡ボートキング決定戦」が7日に開幕する。6日の前検日にはエンジン抽選やスタート特訓が行われた。

 初日注目したいのは7、11Rに登場する野沢大二(50=東京)だ。当地前回戦となる7月には、4カドからコンマ04のトップスタートで豪快まくりV。4年8か月ぶりの美酒を味わった。節間通して8戦中、5回もゼロ台鋭発を決めて攻め込んだように、往時の強さが戻ったかのような決め手を発揮していた。

 前回Vの余韻はまだ残っており、今節も鋭発連打の強攻策に期待したい。「まあ、あの時(の勝因)はスタートだけだからね。足自体は少し伸びるぐらいですごくいいこともなかった」。裏を返せば、機力でもぎ取った白星ではなく、度胸勝負を制して勝ち切ったとの思いも強い。

 今節引いた14号機は自身が優勝した時に1号艇で大滝明日香が乗っていた良機で「軽さはあったけど、足は悪くなかった」と動きも上々。初日後半戦の11Rは強気にまくって攻撃派の本領発揮といきたい。