ボートレース蒲郡の「中京スポーツ杯争奪 蒲郡ボートキング決定戦」は9日に準優勝戦が行われ、最終日(10日)の12Rで行われる優勝戦のメンバーが決定した。

 無傷の6連勝で優勝戦の1号艇をつかみ取った重野哲之が2017年7月のとこなめ以来となる完全V達成なるかが一番の見どころだ。そんな流れの中で「重野は確かに出てるけど、俺の数字は足して18%だからね」と笑い飛ばしているのは2号艇から差し切りを狙う中沢和志(46=埼玉)だ。

 エンジン2連率は15%でボート2連率は3%。前検から「ボートとエンジンで足して18%しかねえや。こんなの選手になって初めてかも(笑い)。でも、乗った感じはそんなに悪くないし大丈夫だと思うけどね」と悠然と構えていたが、その直感はピタリと当たりV戦までこぎつけた。

 日ごとに上積みに成功し「足はバランスが取れて中堅上位はある。乗りづらさも解消できたし、エンジン、ボートの数字を考えたら上出来でしょう」と最善を尽くしてファイナルに駒を進めた。

 当地は直近5年で2018年6月~昨年2月にかけて5連続優出を決めている大の得意水面だ。「相性はいいし、それに〝足して18%〟で優勝できたらすごいよね」と勝算アリとみている。