ボートレース蒲郡の「中京スポーツ盃争奪 ボートキング決定戦」は10日、12Rで優勝戦が行われ、1号艇の重野哲之(静岡=43)がインから逃げ切り、全勝Vを決めた。

 3日目まで6戦6勝。臨んだ優勝戦では、インからコンマ12の好スタートを決めて1マークを先取りすると、追ってくる中沢和志をバックで突き放し、そのまま独走ゴール。今年2回目のVを、2017年7月のとこなめ以来となるパーフェクトVで飾った。

 優勝インタビューでは「率直にうれしいです。昨日2着でいいと思っていたのに、1着を取っちゃったのでね。(完全優勝は)もちろん意識しました。足は今日が節間で一番良かったですね」とレースを振り返ると「ここに来るまでいっぱいゲージを作って悩んで、不安だったんですけど、自信が確信に変わりました。1走1走、ベストを心がけて走ります」と笑顔を浮かべた。

 今回のVが苦しんでいた調整面で大きな収穫になったようで、今後の走りに注目したい。