ボートレース若松の「ミッドナイトボートレース第3戦マンスリーBOATRACE杯」は10日、予選を終了。予選上位24人が11日、5日目の第9~12Rで行われる準優進出戦に駒を進めた。4日目連勝の山田康二(34=佐賀)が予選首位通過。好バランスで軽快な足色だ。以下、平尾崇典、白水勝也、別府昌樹までの上位4人が進出戦の1号艇を獲得した。
 
 注目したいのは、予選を16位で通過した前川守嗣(40=福岡)。今節は初日1Rのイン戦を、エース機7号を駆り〝伸び節一〟の宝田亮治にまくられて6着大敗と最悪の滑り出し。2日目後半8Rでは、またもジカ外の宝田に叩かれて6着に。「オレ、選手班長なのに…。心が折れかけていた」と番組の不運を嘆いていた。

 それでも気持ちと舟足を立て直し、3日目までに2勝を挙げ、4日目2Rでは3周1Mまで続いた4艇による2着争いを制した。「展開良く、うまいことさばけた。3日目は押し感があったけど重かったので、ペラを叩いて出足が良くなった。乗り心地は悪くないが、気温のせいか起こしが鈍かった。また、5日目に気温に応じて調整する。展開を突ける足はある」とレース足を中心に舟足気配は良好。準優進出戦でも好走に期待したい。