ボートレース徳山のGⅠ「徳山クラウン争奪戦 開設69周年記念競走」が13日に開幕する。

 静かに闘志を燃やしているのが地元の原田篤志(42=山口)だ。「悪くはなくて班でも変わらないくらい。ただ、特徴はなく普通なのでペラで特徴をつけていきたい」と前検の手応えはまずまず。

 これまでGⅠは7優出しているが優勝はなく最高は準V。「そうなんですよ。ここ一歩というところでシビアですね」と悔しがる。「予選からいい着を取るというのを目標に、取りあえず準優1号艇を取れる様な勢いでいきたい。地元で調整のアドバンテージもあるし、人より早くエンジンを仕上げて優勝したい」と気合満々だ。

 その一方で気持ちが空回りした過去の反省を踏まえて「どのGⅠも同じ気持ちで走っている。もちろん地元で取りたいという気持ちはあるけど平常心でいつも通りに」とマイペースを強調する。

「徳山に恩返しがしたい」。冷静に静かに闘志を燃やしながら地元の戦いに挑む。