ボートレース下関の「ルーキーシリーズ第15戦スカパー!JLC杯」は12日、4日間の予選が終了。予選ラストを白星で締めくくった栗城匠が逆転でトップ通過を果たした。

 準優3番の中で面白そうな存在が9R3号艇で登場する砂長知輝(22=埼玉)だ。予選ラストの5R4コース戦。チルト2度の〝奇策〟で臨んだが、3コースからコンマ01のトップスタートを放ち、先にまくった中野夢斗に先着を許し惜しくも2着。それでも「伸びの手応えは良かったしあのスタートをこられていなかったらまくれていたと思う」と舟足の仕上がりには納得の表情を浮かべた。

 今節は〝優勝〟を強く意識して臨んでいる。舟足は上位。「最終日の12R(優勝戦)に乗りたい。チャンスはあると思う。3号艇なら出足がいると思うので調整は考える」と臨機応援に対応するつもりだ。また「スタートは難しい」としながらも今節の平均スタートタイミングはコンマ12と申し分ない。

 目標の優勝へまずは優出切符をつかみ取る。そのための強力な舟足は備わっている。