ボートレース下関の「ルーキーシリーズ第15戦スカパー!JLC杯」は13日の5日目、準優勝戦が行われた。準優3番は中村魁生、黒野元基、栗城匠の1号艇3者が1着。この結果、予選トップ通過の栗城が14日に行われる優勝戦の1号艇をゲットし、今年2度目のVに王手をかけた。

 その優勝戦、逆転候補は定松勇樹(21=佐賀)だ。中野夢斗のフライングもあった準優10R、道中は3番手に置かれる厳しい状況となったが、猛烈な追い上げと旋回力の違いを見せつけて3周1Mで石田貴洋を逆転し2着に入り優出を果たした。

 これで5節連続優出とまさに絶好調だ。今節手にした60号機は低調で、苦戦を強いられるかと思いきや前検から感触は悪くなく上位級にまで仕上げた。「足はいい部類です。何の問題もない。石田選手と比べても余裕があった」と手応えは文句なし。

「優勝したいので4号艇ならチルトも考える」と〝一撃仕様〟も視野に入れる。機力を味方にデビュー初Vをつかみ取るか、注目だ。