ボートレース下関の「ルーキーシリーズ第15戦スカパー!JLC杯」は14日、12Rで優勝戦が行われ4号艇の定松勇樹(21=佐賀)がまくってデビュー初優勝を飾った。

 125期養成所チャンプが悲願の初Vをつかんだ。チルト2度で臨んだ一戦。4カドからコンマ05の好スタートを放つとスリット後に伸ばして内枠勢をのみ込んだ。「起こしの不安があって展示より早かったので様子を見たけどいいスタートが行けた」と納得の表情でレースを振り返った。

 60号機は低調ながらも上位級まで引き上げた調整力もさすがのひと言に尽きる。「もらった時は評価が低かったけど立て直せて問題なかった」と仕上がりは申し分なし。

 表彰式では今村豊さんから「まくりで勝ってルーキー戦らしくていいレースだった。努力を惜しまなければSG戦線で活躍してボート界を背負っていける選手になると実感した」と〝最高の褒め言葉〟。「自信になるし、期待を裏切らないように努力したい」と気を引き締めた。

「リズムもいいし初優勝で止めずに優勝を積み重ねていきたい」と目を輝かせる。成長著しい佐賀支部期待の星の今後の活躍が楽しみだ。